ミステリの部屋

図書館が舞台のミステリ

◆◆◆ 図書館が舞台のミステリ ◆◆◆ れんげ野原のまんなかで：森谷明子 ススキ野原の真ん中に立つ市立図書館を舞台に、文子をはじめとする司書たちののんびりした日常を彩 るささやかな謎を、季節の移り変わりと共に優しく描いてゆく連作短編集。 第三閲覧室：紀田順一郎 学長の私的なコレクションを収めた第三閲覧室で死体が発見される。事件の背景にあるのは大学内の複 雑な人間関係か、それとも膨大な数の稀覯本か？図書館運営主任が疑われるなか、彼の無実を確信する 古書店主が事件の調査に乗り出す。 麦の海に沈む果実：恩田陸 三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく 。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の 秘密とは？ 法月綸太郎の冒険：法月綸太郎 作者と同名の主人公法月綸太郎と区立図書館の女性司書穂波のコンビが事件を解決する連作短編が四篇 収められている。 図書館の死体：： ジェフ・アボット 田舎町で図書館長を務めるジョーダン・ポティートは、身の不運を嘆いた。前の日に口論した中年女性 が、彼の図書館で他殺体で発見されたのだ。殺人の容疑者となった彼は、身の証しを立てるために犯人 捜しを始める。シリーズ第１弾。 天使の鬱屈：： アンドルー・テーラー 夫と別居し、教会付属の図書館で働き始めたウェンディ。半世紀前の聖職者にして詩人フランシスのこ とを調べている彼女の身辺で、死の悲劇が相次ぐ。 泥棒は図書室で推理する： ローレンス・ブロック 恋人にふられたバーニイは、傷心を癒すため、古い屋敷を改造した英国カントリーハウス風ホテルへ― もちろんそんな殊勝なバーニイではない。狙いはホテルの図書室。そこには、チャンドラーが、ハメッ トに贈ったというサイン本が、人知れず眠っているのだ。 薔薇の名前（上）： ウンベルト・エーコ 迷宮構造をもつ文書館を備えた、中世北イタリアの僧院で「ヨハネの黙示録」に従った連続殺人事 件が。精緻な推理小説の中に碩学エーコがしかけた知のたくらみ。

　晴れた日は図書館へいこう：緑川聖司
本と図書館が大好きな 女の子が図書館で出会う様々な人々との交流や、図書館でおきるちょっとした事件をミステリアスタッ チに描いた連作短編。第一回長編児童文学賞佳作受賞作品。

図書館警察： スティーヴン・キング 　
あの図書館には何か がいる。不気味な貼り紙、冷酷な司書、期日に本を返さないと現れる図書館警察。幼い頃の恐怖が甦り 、サムの心を侵す。戦え、心の闇を消し去るのだ―




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